人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マネックスショック

1月17日の後場より始まった相場の急落です。
ライブドアの強制捜査が原因でライブドアショックと言われていますが、
一部ではマネックスショックとも言われています。

マネックスとはマネックス証券の事です。

なぜ、マネックスショックと言われているかは、以下の通り。
17日午前にライブドアショックにより安く始まった相場は前引けには前日比プラスとなり、ライブドアショックは吸収されたと思われました。
しかし、後場になり突然マネックス証券がライブドア関連の信用掛け目を80%からゼロとする発表をしました。
(信用掛け目とは、信用取引を行う際に、現物を担保とした場合、時価総額の何パーセントを担保価値とする基準値のこと)
これにより、ライブドア関連を担保としていたマネックス証券の投資家は追証を迫られることとなり、現金を入金するか持ち株を売らなければならなくなりました。
これだけならば、マネックス証券の投資家だけが影響を受けると思われるのですが、株式市場は思惑で動いていますので、「他の証券会社も追随するのでは?」との憶測が飛び相場全体が売りに走る展開となり、相場は前日比400円を超える下げとなりました。(結局、他の証券会社は追随しませんでした)
そして翌日も下げは続き、東証の処理能力を超える場合取引を停止する可能性があるとの発表により、一時746円もの下げを記録しました。
というのが一般の見解。


しかし、このマネックスショックの裏にはひとつの疑惑があるらしいです。
それは、ライブドアに家宅捜索が入るとの情報を事前にキャッチしていたGS(ゴールドマン・サックス)証券が16日に大量の売りを仕込んでいたそうです。(ライブドアの家宅捜索の情報が事前いNHK、フジTVで報道された通り、検察からリークされていた事は明らかです)
しかし、予想に反して17日は安く始まりましたが上昇に転じました。
そこで、GS証券出身のマネックス証券社長の松本大と共謀し、下げのシナリオを敢行したと言われています。
その合図が掛け目ゼロの発表です。それを合図にヘッジファンドから大量の売りが浴びせられ、大幅な下げを記録しました。これによりGS証券は大儲けしたとの事。

<空売り:高値で売って、安値で買い戻す。その買戻しで余った金が丸々儲けとなる取引。>

yahooの掲示板に以下のような書き込みあり。
--
今回の売りを仕掛けたのはGSとマネックス証券、さらにヘッジファンド界
の超大物ジョン・メリーウェザー氏のグループだったと関係者達は口を揃え
る。 マネックス証券の松本社長はかつてソロモンブラザース証券に勤務し
ていたことがあり同社の副会長だったジョン氏とは深い仲だ。
また、松本社長はGSにいたこともあり、現在も密接な関係にある。GSは
政府関係の情報収集能力がダントツといわれており、事前にライブドアへの
強制捜査をキャッチし、松本氏やジョン氏とともに売りを仕掛けたというス
トーリーなのだ。日経平均が突如暴落したのはマネックス証券がライブドア
株を担保にして株を購入している投資家に対し、『ライブドア株の担保能力
をゼロにする』と発表したのがきっかけ。この瞬間に、ヘッジファンドや外
資系証券が、猛烈に売ったことが確認されており、日経平均はその時点から
1000円以上も下げた。このグループが儲けた額は100億以上にもなると
いわれている。GSが情報をつかみ、マネックスが下げのきっかけを作り、
ジョン氏の巨額の資金を使って売りを仕掛ける。アメリカ在住のジョン氏が
なぜ17日に特別来日していたのかも、噂に拍車をけけている。

--
この疑惑の真相は不明ですが、これが真実ならばマネックス証券による市場操作と取れないこともありません。ライブドアよりも悪質な犯罪となります。
マネックス証券の口座を解約する投資家も出ているようです。


まあ、個人投資家の売りでだけであんなにも下げるのは不自然でした。
個人の信用取引をしている人の売りなんて、機関投資家で十分吸収できたと思われますが、機関投資家も売りに転じざるを得なかった背景に、強烈な外資の売り浴びせがあったのであれば納得できなくもありません。

この出来事は今後も心に留めておくべき事でしょう。

市場は公正公平な場ではありません。市場は何者かによって操作されています。
取引を行う場合は細心の注意を・・・
by tys76 | 2006-01-30 11:20 |
<< 2006シーズンの準備 ライブドアとは? >>