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宣伝効果

本日、1日限定で吉野家が牛丼の販売を再開した事が、
ありとあらゆるメディアが取り上げています。


吉野家が牛丼販売を再開した事はそんなに重要な事でしょうか?
並んでいる人が何人だとか、1杯いくらだとか、マスコミは競い合って報道しています。


まあ、アメリカ産牛肉の輸入が再開になって、その牛肉を使用するというのですから、
それはそれでニュースになるのかも知れません。
しかし、そんなに牛丼の再開がそんなに重要でしょうか?


「オレは牛丼は吉野家のしか絶対に食べない。”松屋”や”すき家”じゃダメなんだ!!」
なんて本当に思っている人が世の中にどれだけいるのでしょうか?


ニュースとしてはあまり価値の無いもの(全てのマスコミが取り上げるほどのことではない)のように思います。


果たしてこのニュースで一番の恩恵を受けるのはどこでしょうか?


当然の事ながら、それは吉野家です。


通常、企業が名前を世の中にアピールする方法としては、広告を出す事です。
吉野家ほどの大企業になりますと、広告範囲は日本全国になりますので、
広告宣伝費というのは莫大な額に上ると思われます。


では、その他に世の中に名前をアピールする方法は何でしょうか?
そう、上に書いたようなニュースで取り上げられる事です。


この牛丼再開のニュースとは、輸入を再開したアメリカ産牛肉の使用のニュースではなく、
吉野家の宣伝広告に他ならないのです。


吉野家は、1円も広告宣伝費を使うことなく、日本全国に宣伝広告を打ったのです!!

(店頭など多少は使っていると思いますが)


恐るべし吉野家
by tys76 | 2006-09-18 14:52 | 社会
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